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洗顔の歴史

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1.洗顔を代表する日本人の清潔習慣のはじまり

日本人は世界一お風呂好きと言われるほど、身を清潔にするという文化が浸透しています。
洗顔を代表する日本人の清潔習慣のはじまりを紐解くと、それは仏教に由来すると言われています。飛鳥時代に中国大陸から伝来した仏教は、「入浴は、病を退け、福を招く」と説いて、寺院に浴堂をつくりました。これがお風呂のはじまりと言われています。そして、施浴(せよく)という庶民や病人に入浴させる施しで、人々に身体を清潔にすること奨励していたそうです。
この仏教の教えが、今の日本人の清潔習慣につながっていると考えられます。つまり、肌を清潔にする洗顔のルーツは、この仏教の教えにあったのです。
洗顔を代表する清潔習慣が、「肌」だけでなく「心」も健康にするのは、このような歴史的な背景があるからなのですね。

2.「洗顔」「洗う」「水」にまつわる言葉

「顔を洗って出直す」

<コメント>
①「寝ぼけたことを言わず、顔を洗って目を覚ましてから出直す」、②「間違った考えを改めて反省して出直す」の2つの意味がある。いずれにしても、1度リセットするという意味合いがありそうである。

「みそぎ」

<コメント>
身体に罪や穢れのあるとき、または神事の前に、川や海の水につかって、身体を洗い清めることをいう。記紀神話の中で最初の「みそぎ」が行われたと言われている。古くから、身体を水で洗うことで心身を清めるという考えが根付いていたと言えそうである。

「足を洗う」

<コメント>
仏教に由来した言葉で、裸足で修行に出た僧が寺に帰り、泥足を洗うことで俗界の煩悩を洗い清めて仏業に入ったことから、悪い行いをやめる意味で用いられるようになったと言われている。

「水に流す」

<コメント>
過去の嫌なことやつまらぬことなどを、全てなかったこととして忘れ、現在に残さないという意味。この語源は「みそぎ」とも言われており、ただ全てなかったことにするだけでなく、次の成功を祈りつつ、全ての穢れや邪悪を川などで清め流してしまうという前向きな意味合いで用いられていたと言われている。

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洗顔検定



日本洗顔協会では2019年よりセンガニスタ(sengan-ista、洗顔愛好家をいう)の常識である洗顔についての筆記試験を行っております。日本洗顔協会認定のセンガニスタとして活動することが許されるようになります。

洗顔のスペシャリストをセンガニスタとし、年齢、性別、学歴などに関係なく誰でも日常生活のちょっとした場面でセンガニスタとして活動する事ができます。
こちらは国家試験のようなライセンスではありませんが洗顔検定は、洗顔に関する知識を社会的に評価する証として活用していただくことができます。

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